2019年7月4日木曜日

脳腫瘍診断・治療の現状

7月2日に、聖麗メモリアル病院(本院)での講演会に参加。

麻酔科の先生と脳外科教授先生のご講演でした。
麻酔科の先生(光成先生)から、術後の回復をよりよくさせる方法を行っていると報告ありました。一昔前は、主治医の先生一人で術後もんもんと、患者さんの具合をみながら治療を考えていることが多かったのですが、最近は、いろいろな職種が積極的にかかわり、術後の患者回復を体系的にサポートするようになっているのだ、と感心。
医師の負担軽減にもなり、いいですね。

脳腫瘍の話しは、最近の遺伝子診断のお話があり、興味深く聞きました。
大学での研修時代、教授先生に、「術後患者さんの病理を顕微鏡で見たのか」、と厳しく指導されました。この影響で、本院に脳腫瘍患者の病理データベースを作成し、病理所見をいつでも気軽に閲覧できるようにまでしてました。
しかし、今の脳腫瘍診断では、「患者さんの脳腫瘍遺伝子見たか」となってしまいます。ちょっと簡単には見られないです。
脳腫瘍の診断は、大きく変わりました。それにより治療も変わりました。ちょっと、ついて行けない、ので、画像診断ちゃんとします。

院長


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